「紙脈(シミャク)」 (展示アーカイブ_11) . .
紙の生成過程で木にある根や枝や葉は除外される。自身の一部を失ったきは、まっさらな紙というボディに。 そこにデザイナーはグラフィックという言(葉)と自身のバックボーン(根)のインスピレーション、 人々の解釈の分岐(枝)を与える。
その生成過程で行われる、木との会話。 厚みのない紙という存在との既成的で二次元的な会話ではなく、もとは分厚い木であった者との会話集です。
選ぶという行為自体、無機物で会話のできないものを一方向のベクトルに評価し、選択している。 しかし、紙から受け取る感覚は予想以上に情報量が多い。
エンボスの風合い、斤量、厚み、硬さ、流れ目、しなり。
手と目で紙と触れ合う度、ノンバーバルな会話をしている感覚になる。木であった時の記憶さえも思いを馳せてしまう。 紙それぞれに生きた文脈があり、それらを享受し、双方向の対話を見ず知らずに私たちはしている。
そんな紙からのお告げ。 紙の歴史幾千年の時を経て、モノリスが竹尾に現れる。 . . ※モノリスとは2001年宇宙の旅に登場した黒い四角柱の形をした謎の物体。
触れると未来・宇宙人からのお告げをもらえる。
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